インディアンヴィンテージ「エルイーズ・キー作　ターコイズ」ペンダントトップ

■サンタフェの「THE RAINBOW MAN」で見つけた『エルイーズ・キー　1960年代前半制作　ビズビーターコイズ・ペンダントトップ』です。シンプルなフレームですが、“ファイリング=ヤスリによる細工”で刻まれた模様が、シャープな印象を出し平凡さを感じさせない。また、“シャドーボックス=空洞の部分を作り出す技法”で作品に奥行きを持たせ、石の色を引き立てている。そして、セットされたビズビーは現在の作品では殆んど見られない、“鮮やかな青に煙がかったマトリクス”で人気のある『スモーキービズビー』、そのレアな石をペンダントトップの代表的な型“ディアドロップ”にカットした贅沢さは閉山前のヴィンテージ作品ならではだと思う。【豆知識】●ビズビー・ターコイズアリゾナ州にある鉱山で1952年に銅の露天掘りの採掘途中に偶然見つかった鉱脈です。市場に出ると“美しいブルーに煙がかった独特のマトリクス”が人気となり『スモーキービズビー』と呼ばれ、アメリカでベスト5に入る有名なターコイズとなりました。ただし、透明感と深みのあるブルーでスモーキーな石は「GEM grade」で僅かしか採掘されませんでした。他にも、美しい青にチョコレートブラウン、黒、パイライトのマトリクスが入ったモノは人気が高く、グレードが上がるほど青は濃く、透明度が増していきます。また「スタビライズド(化学処理加工)」が必要ない硬さもことも人気、高額で取引された由縁です。1960年代に採掘は終了し、現在は作家が所持していたモノ、ショップ、コレクターなどからの流出ぐらいしか市場には出回りません。その美しさと希少性で多くのコレクターを魅了し続けています。■サイズなど／縦約(バチカン含む)45㎜、最大幅約21㎜、厚さ約(ターコイズ含まず)2㎜。ターコイズ縦約29㎜、幅約14㎜、高さ約4㎜。作者ホールマーク、STERLING 刻印アリ。※未使用【注意】 ①“商売”ではないので「最初から金額設定はギリギリ」にしてあります。金額は単なるモノの値段ではなく、作品の『価値』であり、作者や関係者への『敬意』であることをご理解ください。