管理番号 | 新品 :79713352 | 発売日 | 2023/12/28 | 定価 | 43,000円 | 型番 | 79713352 | ||
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商品詳細 昭和57年、はんは数えの80歳。国立劇場で長唄の《傘寿》を西川鯉三郎の振付で初演した。鯉三郎の振付はその前の浄瑠璃舞踊《雪の角田川》に次いだ。《傘寿》の丸髷に黒紋付の舞は、典雅といったらこれほどの典雅はなかった。芯がしゃんとしている典雅。ぼうっと見ていた。そのあとに景色が変わって絶品《雪》を舞ったとき、ぼくはこの浄照光寺の桜の涙の話を思い出していた。桜と涙と地唄舞の雪……。 のちに句集のなかで知ったのだが、はん自身に「雪を舞ふ傘にかくるるとき涙」という句があった。花と雪と涙は日本舞踊では同じものなのだ。 毎年、5月になると国立劇場で「武原はん舞の会」が開かれたものである。二番か三番だけ地唄舞を披露するのを全員が固唾をのんで見守るという催しで、かれこれ40回も続いた。初期は春秋2回のときもあったが、晩年は年に1度の舞台だ。会場では、しばしば武満徹・勝新太郎・藤村志保・芝木好子・閑崎ひで女・大岡信・高橋睦郎・堤清二・多田美波に会った。 舞台が国立劇場になる前のホールはいろいろで、日生劇場でも舞っていた。昭和41年のことだったが、ぼくは父と日生劇場の舞台を見た。これが初めて武原はんを見たときだ。「武原はん一代おさらいの会」と銘打たれていた。ぼくが行ったのは調べてみると1日目だったようで、清元《山姥》のあと、《巴》を松本幸四郎(先代)と踊り、荻江節の《深川八景》で粋にしめくくった。いまおもえば溜息が出るほどの舞台で、地方が荻江露友・芳村伊十郎・都一中・富山清琴・清元延寿太夫・藤舎呂船と、たいへんな声と手と呼吸が揃っていた。 いま、武原はんの地唄舞はビデオでも見られる。たとえば米寿のときにNHKが『舞ひとすじ』全6巻を制作した。。
ご存じの方には多言ではございますが、その量と質からも、最高の武原はんビデオ全集でございます。大変入手困難でございます。
大事にコレクションしておりましたが、増えすぎたDVD・CD類の整理をしており、この度出品させて頂きました。格安にて出品させて頂きましたので、どなた様かお引取り頂き、お楽しみ頂ければ、誠に幸いです。支払詳細かんたん決済。発送詳細発送はおてがる配送にてお送りさせて頂きます。注意事項*システム利用料・手数料などは一切頂いておりません。
*お決まりですがノークレーム・ノーリターンにてお願い致します。
*保管品ですので、神経質な方のご入札はご遠慮下さいますよう宜しくお願い致します。コメントそれでは何卒宜しくお願い致します。