Nikkan TR-133 1969年日本製 アトリエカスタム

YAMAHAの管楽器部門の前身に当たる「日本管楽器」通称ニッカン（Nikkan)が1969年に製造したトランペットです。現在のYAMAHAには無い、MSボア（細管）で、明瞭な響きでファンの多い機種です。但し、ノーマルのままでは、演奏中にピッチの補正が能で、そのため合奏への持ち込みは出来ません。本器は、"アトリエ・カスタム”トランペットとして実績、信頼のある当工房"インスト・トレーディング"でカスタマイズを施し、現代のバンドアンサンブルにも違和感なく持ち込めるスペックを実装しています。1964年の1年のみ、東京オリンピック開催に合わせて全国各地の警察や消防の音楽隊の装備品としてラインナップされたプロモデル・トランペット"Nikkan No.30"のスペックを受け継ぐ仕様としました。★主なカスタマイズ箇所・70%程度残っていたラッカーを除去し、海外で流行のスクラッチ加工＋酸化皮膜処理し、渋く仕上げました。もちろん、素晴らしい吹奏感で表現力もアップしました。・主管をリバースにリメイクして、スムーズな吹奏感を実現しました。・3rdスライドを固定タイプからリバーススライドにリメイク、演奏中の音程補正を可能にする、フィンガーリングも装着しました。スライドの先端が独立して抜ける高級仕様です。・1stスライドを固定タイプからリバーススライドにリメイク、サドルタイプのサムフックを取り付け、演奏中の音程補正を可能にしました。・アマドタイプのスピットバルブに換装し、管内の水分の排出をスムーズにしました。・3rdスライドにはスライドの抜け落ちを防止する、ストッパーを設けました。★出品内容・Nikkan TR-133トランペット本体　/　Nikkan 5MSマウスピース　/　当時物シングルケース★注意事項・本器はビンテージマニア向けのカスタマイズ品です。・初心者には不向きです。・骨董的な価値は有りません（演奏用の楽器としての価値は有ります）。・本仕様のNikkanは当工房のみで製造されていますが、国内外で転売されている方もいるようです。